19日の満月に続いて、21日(日本では22日深夜)冬至を迎えます。
2022年のスタートである春分に向けて、とてもとても大切な流れの中にいます。
これからやってくる激動の時代をどう過ごしていくか方向性を定める大切な時期なので、
参考までにぜひ読んでいただけたらと思います。
現在金星が逆行直前の留の状態にあって(止まっているように見える)
山羊座の冥王星とほぼ重なっています。
冥王星は25度、金星は26度にいますが、
1月の末までの逆行中、冥王星の前を行ったり来たりしながら影響を受けまくります。
(金星がいる26度(26と27度)のサビアンが重要なのですが、
ざっくりいうと上昇志向、精神の極み、達成という意味があります。)
金星といえば女性性、お金、恋愛、価値観、そして闇や欲望とも深く関わる星。
冥王星は破壊と再生、死、究極的な状態、過去世から持ち越しているカルマに関わること。
愛やお金に関することで、過去の痛みを思い出させるようなことが起きやすかったり、その痛みをきっかけに、潜在意識にある本音を拾い上げることができる時。
抑圧された感情や執着に気づき、解放の必要性を迫られる時。
ここでは愛と言っても恋愛だけでなく様々な関係での愛であり、
お金はすべての物質的価値や豊かさをもたらすものにおいてを言います。
金星は逆行中、恋人と喧嘩しやすかったりお金のトラブルが起きやすくなると言われていますが、冥王星が絡んでいるので、根深い恐れが刺激されるものになるかもしれません。
星の影響を建設的に活かすには、水瓶座の時代に必要のない古い価値観や概念を見極めることが大切になると思います。
どんな価値観に縛られているのか、
どんなパターンに囚われているのか。
どんな恐れを抱いているのか。
地位や名声への執着も、パートナーの経済力や権力への依存も、
すべて自分に安心安全をもたらすツールだと思っていたものが
逆に自分を不自由にしていることに気づく時です。
競争社会の中で作られた概念によって、
疑い、計算し、騙し、独り占めしなければ豊かにはなれないと言う思い込みも、
相手のせいにして、自分の中にある相手への疑いや自分自身への不安から目を背けることも、弱さを隠す虚栄も、
その心の奥にあるのは、無条件に認められたい、愛されたい、必要とされたい、安心したいという愛の渇望です。
無意識の恐れに優しく耳を傾けたり、柔らかく包み込む必要もあるでしょう。
勇気を持って弱さを曝け出したり、価値観や概念を手放す必要もあるでしょう。
そんなふうに向き合いながら、より自由に生き、公平な愛と豊かさへの扉を開いていくことができる時です。
2008年から鎮座している山羊座の冥王星は、長く続いた社会システムや概念を壊し
新しいものへと生まれ変わらせるエネルギーを地球に届けています。
それが今回冬至のタイミングで、愛の星である金星に強く働きかけているのはとても大きな意味があります。
私たちの無意識に深く根付いている、条件付きの愛のマトリックスから本格的に足を洗う時が来たのだと思うのです。
与えることの喜びや、受け取ることでもたらされる感謝。
誰かや何かの犠牲の上に成り立つ豊かさではなく、すべての人、環境に公平に循環する豊かさというものを、真に理解していく時が来ています。
そして太陽と月は魚座の海王星とTスクエアで、なかなか悩ましいアスペクト。
二元的判断の中で生きようとするとモヤモヤするのですが、
このアスペクトは意識をググッと次元アップ&拡大させるエネルギーなのです。
この世界を作っているすべての物質も現象も、すべてが集合意識の創造物だということを、確信を持って実感し始めている人が増えています。
それは自分が望む世界を自由に選択し創造できると気づいていくことです。
しかし反対に、あらゆる現象や情報に意識を支配され、それが加速している人も増えているように思います。
つまり、よく言う二極化ですね。
どちらが良いということでなく、この二極化は「一なるもの」へと戻るプロセスでしかありません。
いま生きているこの世界でまかり通っている常識や情報を鵜呑みし続けることは、集合意識に支配され続けることでもあります。
どちらにしても自分の意識を支配しているこの社会の概念や実体を、より俯瞰する必要があると言うことです。
ちょいと取り止めがない文になってしまいましたが、
満月の夜は、
今手の中にあるもの
今いるこの場所、
今一緒に過ごしている人、
今この瞬間に少しでもたくさんの愛と祝福を送ってみてください。
今に全意識を向けることは、
あらゆる執着から解き放たれて、魂があるべき本来の状態に戻る瞬間です。
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